手作り石鹸を精製水で泡立ててみたら。水道水と比較してみた。

石鹸の泡立ちを実験してみた。
同量の精製水と水道水に耳かき5杯の手作り石鹸を入れて30秒シェイク。その結果が、写真の通り。精製水だと完璧に泡立つが、水道水だとほとんど泡立たない。これが、軟水といってもマグネシウムやカルシウムが入った水の力だ。この対策をしなくては手作り石鹸の真の完成はないな。

これが、精製水で泡立てた石鹸水。
すごく泡立っている。およそ1.5センチの泡。
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こちらは、水道水。ほとんど泡立っていない。
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ブランクの水。石鹸は入ってない。当然、澄んで泡立っていない。
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水道水に耳かき5杯の手作り石鹸を加えてシェイクした石鹸水。
ほとんど泡立っていない。
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上の泡立っていない状態にさらに耳かき20杯の手作り石鹸を加えてシェイク。
かなり泡立っている。およそ3センチの泡の高さ。
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以上から、

泡立ちには、石鹸の溶ける量に対する臨界点があると考察できる。

つまり、精製水は、石鹸カスができないので、微量の石鹸でも泡立つ。
一方、水道水では、少量の石鹸は石鹸カスとして消費されてしまい泡立たない。
水道水にも一定量以上の石鹸を加えて溶かせば泡立つ。

以上をまとめると

1)泡立ちには、水の硬度が非常に大きく関係している。
2)精製水を使えば、手作り石鹸はよく泡立つ。
3)水道水のときでも手作り石鹸を十分に溶かせば泡立つ。
4)手作り石鹸には、泡立ちネットなどのよく溶かす仕組みが必要である。